DIY

2021年01月30日

廃材ストーブ

chim05このコロナ禍でのスタジオDIYで廃材が多く出て今後もまだまだ出そうなので、廃材ストーブを導入することにした。「エコと健康の押し売られ」は大嫌いだが、どこにも運ばずに国産杉の間伐材メインの端材を燃やして灯油代の節約になるのなら有かなと。ストーブ自体は3万円台で売られていて思わず購入してしまったのだが、煙突とそのまわりの設備は結構高額になる。ただ広いスペースの灯油代や廃材の処分料を考えると2年ぐらいでペイできると思う。

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燃焼効率を考えると煙突は真っすぐ伸びている方がいいそうで、そうなると2階の床と屋根をくり抜いてフラッシングと呼ばれる部材で取り付けることになるのだが、これが一番高いし取り付けも面倒。ただ後述するように、これはやっぱり必要。

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というわけで、まず屋根をカットした。スレート屋根は安全な範囲とは言えアスベストが含まれているので、濡れてる状態の時に防塵マスクで。

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フラッシングは上から被せるのではなくスレート屋根と梁の間に差し込むので、予め斜面下側の波間を埋めておく。

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ちょっと途中の写真を撮り忘れたが、こんな感じで下からはめ込んで固定した。

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次にフラッシングの穴から釣り用のジグを垂らして中心を出して、2階の床に穴を開けた。2階の床(1階の天井)にも写真のような眼鏡板と呼ばれる取付部材が必要になる。

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さらにジグを落としてストーブを設置、煙突を付けていった。途中から2重煙突にして遮熱をする必要があるのだが、これも想像以上に費用がかさむところ。

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壁はコンクリートの打ちっぱなしではなくべニア板の塗装で、かつストーブとの距離が1.1m以下なので遮熱壁が必要(壁からは2.5cm開けないといけない)。既製品の遮熱壁は高すぎるので、断然レンガのDIYがオススメ(これで1万6千円ぐらい)。

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いろんな場所の表面温度を測ってチェックしてみた。ストーブが熱いのは当たり前だが、煙突も同じぐらい熱くて、2重煙突になってからも80℃ぐらいある。ただ眼鏡板は25℃ぐらいで、フラッシングは外気温並みに低かった。これらがないと低温発火の危険があるので、ケチってはいけない部材。ちなみにレンガの表面はストーブに一番近いところが33℃で、裏面は10℃ぐらいだった。

以下メリット・デメリットを箇条書きで
◎静かで暖かい。
◎煙突を高くすれば煙の逆流は全くなくて焼ける匂いもしない。
〇木材が燃え出すまでは手間だろなぁと思っていたが意外に早い。
〇天板でお湯沸かしたり調理ができる。
〇早速、中の手前に置いて焼き芋を作った。
△初期投資はそれなりに必要。
✖長時間暖を取ろうと思うと木材はかなり必要で、廃材がなくなったら薪の調達をしなけれればならない。当たり前だが。
✖廃材をカットしておく(薪を割る)手間、継ぎ足す手間も必要なので、一人で1分を争うような仕事してると厳しい。


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2021年01月09日

巣ごもり小ネタ集

nyan02今冬から子どもがファンヒーターを付けた部屋に一人でいることが多くなったので、一酸化炭素の警報器を付けることにした。モニターじゃ寝てるのかどうかわからないし、小まめに見に行ってても十分じゃないし、1,800円で安心が買えるならね。
で、ここからが頭の体操なのだが、これを子供部屋に付けるなら、あのデコレーションをしたくなるでしょ。

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ご丁寧にマスキングしてエアブラシを吹いてしまった。で「もしドラえもんがピーピー鳴ったらすぐに部屋を出るんだよ!」と。
ちなみにこれ、電池式で回すとステイから外せるので、テントでのキャンプはもちろん、冬に車で遠出する場合はチェーンなどと一緒に積んどいた方がいいかもしれない。

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壁から飛び出すナイトライダーの続編、壁をカットした。
で、モーガン気分でフレームを木で製作した。このバンパーフレームがないとフォグランプが設置できない。
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シーズンにもよるのだがフォグ6個とスリットのバージョンにする予定。

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にしても、この昔のタイプのフォグランプ、今高くてビックリ。汎用なら1個1,000円ぐらいであるだろうと高を括っていたが、汎用品はサイズが異なるLEDになってるし、古いモノはビンテージ扱いで同じモノが6個なんて揃わない。ので、AliExpressで送料込で1万以下で調達。ともあれ次回は完成お披露目できるかな。

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その次のPUSSY WAGON (壁から飛び出るテール)用のパーツも集めている。まぁオンボロ中古を集めて作るので剥離・板金・塗装が必要だが、前回の緊急事態宣言時の巣ごもりで身に着けたので問題なし。しかしこれ、やりたい車が何台もあって、最終的に10台ぐらいは作りたいなぁと思っている。意外と安くできそうなのがサリー(カーズ)、手間がかかりそうなのはインターセプター、費用がかかるのはバットモービル(ダークナイト版)などなど。まぁ、カーズ以外はマネキンとワードローブも作りたいと思っているので大変なのだが。マイケル・ナイトと革ジャン、ブライドとライダース上下‥‥
その手間が要らないのはデロリアン、GPZ900R、FAT BOY。

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2020年12月18日

バーンドア 後編

ちょっと文章だけではわかりづらいので、今回のバーンドアの設計図を。
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こんな感じの三重構造で、窓を付けるので色を付けた板が大事。これが1本モノじゃないと剛性がなくなる。
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で、作業の後半は塗装作業。いつもの保護塗料、ウッディガードの「シルバーグレー」を使用。銀髪にする時と同じで黄色の反対色の紫を塗って彩度を下げる感じ。しかしDIYで何が興奮するって、やっぱりマスキング剥がす時だね。

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取っ手はとりあえずバーンドアによく使われるタイプで。子供が大きくなったら表の縦棒を鹿の角に交換するつもり。

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今回のバーンドアは下にレールやガイドがなく、上部レールはドアの重心ラインからずれているので、特に外側のドアは垂直に吊り下がらない。その対策として開き戸用の磁石のストッパーを使うことにした(閉めた時)。写真右の留めた状態が垂直で、何もしないと左のようにかなり手前に来る。ストッパーはオートマティックでしゃがむ必要なし。
ちなみに最初に鉄骨に穴開けまくったので磁石が砂鉄だらけ‥‥

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やっと完成! 2.5 x 10m の広大な開口部を覆った。今後頻繁に自動車の出し入れをすることはないが、普通に2枚開けて開口部は206cmで、軽自動車はそのまま、車幅180cmの普通車はミラーを畳めば入庫できた。車幅2m級でもドアを全部右に寄せたら4m以上開くので入庫可能。下もレールはないので気遣い不要。
上の鉄骨部分はブロンズ色で塗ったが、下手に茶色で塗るより違和感なく仕上がった。

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アクリル板は3mm厚でちょうどいい感じ。自分がカツオの頃はボールで何枚かガラスを割ったし、子供だけでなく五十路の今でもカツオレベルに小忙しいのでアクリルの方が安心。ガラスだとこのドア作ってる時に既に割ってそう‥‥


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内側。これで真夏はともかく真冬でも快適に作業ができるし、そう遠くない未来にご来店いただけるスペースにできると思う。
実はスタジオ化で新たなアイデアが浮かんだので、年越しを待たずに開始予定。

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2020年12月13日

バーンドア 前編

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明日から寒波がやってきてようやく冬らしくなりそうだが、このコロナ禍で大掃除した倉庫1階部分には仕切りがなく冬は極寒。昨年まではビニールカーテンをしていたが、カフェ/スタジオ化計画の一環で仕切りを作ることにした。
条件としては車のドック入りやリフトでの大型荷物を搬入があるので、少なくとも左側は全開できるようにしたい。が、大きな開閉ドアはスペース的に厳しく、シャッターやガレージドアは大きな窓が付けられず、閉鎖的になりすぎる。となるとガラスの折れ戸が理想的なんだけどDIYするとしてもレール等の金具だけで10万を超える。さらに土間が少し傾斜しているので下レールが必要なドアは使えない。
結論として“バーンドア”と呼ばれる納屋風の吊り戸をDIYすることにした。当初はミリ単位の作り込み不要のアメリカンスタイル的な軽いノリだったが、レールの設置が10m近く必要で、2.5mの高さの最大8mm厚の鉄骨にひたすら穴を開ける作業は椎間板ヘルニア持ちの五十肩には最早修行であった。

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設計では2.5x1.25mのドアが8枚必要で、写真の材料で4枚半分。しかし、この半年は何屋さんかわからないほど端材が出る。針葉樹が燃やせる薪ストーブが欲しいなぁ。

barn02ともあれドアはこんな感じでフレームを3枚重ねしており、見えてるフレーム部は12mm厚の杉野地板、真ん中の長辺は2.5mの杉板(15mm)で剛性を出している。
窓は子供も小さいし3mm厚の透明アクリル板にした(ポリカはちょっと高くて断念)。
写真で見ると軽そうだが、2.5x1.25mのドアは作ってみると流石に重くて、苦労して鉄骨に穴開けた甲斐があるといった感じ。実は先週の朝6:00〜9:00はこのレールとドア8枚を黙々と作っていた。

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もちろん先日のブログのNIKEなど履けるはずもなく、ずっとキルビル風の安全靴を履いている。

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ドア以外にも鉄骨の隙間を埋めないといけないが、これもレール同様鉄骨に穴を開けが必要。これが本日の日曜大工。毎日してるけど‥‥。

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今日はここまで。もう肩が、腰が、‥‥

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2020年11月22日

マントルピース

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奥行きの関係でブルーレイプレーヤーは埋め込めなかったのだが、さあどこに置く?マントルピースがあったらいい感じ。でも既製品は高いし、なんか違う。作るしかないか。DIYの理由はいつもこれ。

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まず事務所の外壁のリフォームで使ったレンガ風ブリックを考えたが、コーナー用とか計算したら本物より高くなってしまうので、本物のレンガを積むことにした。

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何でもやらない(買わない)理由探しをする人生は選択してないので、やってみる。

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61hYjYrSQCL._AC_SY355_水平を取りながら、モルタルじゃなくて敢えて砂利入りのコンクリートで積んでいく。レンガを半分に割るのはカットチゼル(右)で簡単にできるが、斜めとかは上手くいかなかったので、グラインダーで切れ目を入れて割った。

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アーチ部分は構造力学とか調べておらず、テキトーに端材で木枠を組んで積んだだけ(ちょい不安)。

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乾くのに時間がかかりそうなので木枠はまだ外してないが一応完成。最初っからここにあったっぽい? 実は中に入れたい超リアルな(液晶やLEDではない)暖炉があってそれが入る設計なのだが、高くてまだ買えないのでしばらくは空っぽで。

追記 コンクリートが固まったので、木枠を外した。
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内部は暖炉が買えるまで我慢できるよう、合板の端材でかまど風に仕上げた。マントルピースは奥に煙突がある体(てい)なので、真っ黒にして奥行き感を出した。アンティーク調レンガを使ったので、廃線pのトンネルじゃないけど吸い込まれそうな雰囲気。千と千尋?
あと、暖炉と言えばPの焼き印が欲しいね(←ジャック・スパロウの腕)。


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