釣り・魚

2018年03月27日

久しぶりに釣りネタ

IMG_15334年間ぐらい釣り関連のブログは書いていないが、まぁこの4年で、いろんなことに挑戦してきた。その間、1級船舶免許を取得し、漁船も購入して、少しだけ漁師にもなったのだが、諸事情で漁師は一旦休業(漁船は売却)している。

プライベートでは中深海ジギングにはまっている。単純に超高級魚のノドグロが食いたい!がためである。釣ったノドグロ(アカムツ)の味は筆舌に尽くしがたく、手巻きで300m巻いた釣り人にしか味わえない喜びがあるのだ。他にもクロムツやキンメダイ、500mではアコウダイなんかも釣れて、愚直なまでに高級魚を狙う釣りである。

spin5実は前回の中深海釣りで、「外道」としてキハダマグロを釣り上げたのだが、それは次回にでも書かせていただくとして、今回は、私が中深海ジギングで工夫している点についてだけ書きたいと思う。以下ジギングをしていない人には何のこっちゃなので、読み飛ばしていただきたい。

spin3まずロッド。中深海ジギングで使われるのは通常6フィート前後のワンピースだが、この取り扱いが厄介なのだ。ワンボックスなら問題なし、ワゴン車やトランクスルーのあるセダンでも問題はないのだが、複数本必要になるし4人で釣りに行くとなると、かなり面倒である。そういう場合は長〜いルーフボックスを使っていたのだが、人の車だとそうはいかないし、う〜ん、切っちゃえ。
で、私の中深海用ロッドは全て写真のように自作で2ピースにしている。使った結果は、何の問題もない。強度云々言いたい人はいるだろうが、37kgのキハダマグロでもなんともなかったので、ご参考までに。逆に釣り場以外で穂先を折ってしまう可能性は低くなると思う。

spin1次にジグ。一般的なジギングで使われるグローに加え、中深海ではスーパーグローと呼ばれる長時間夜光のジグもよく使われる。ただ、魚がグローを嫌ってるような場合、特にスーパーグローは使えないが、中深海釣りは着底に3分、巻き取りはさらに時間と体力を使うので、そうそう頻繁に交換はできない。潮流によっては他の乗船者とお祭りを避けるため、待たなければいけないこともしばしば。

spin2で、私は「2段階グロー」加工を施して使っている。着底後すぐはゼブラグローでエビ系(&アピール系)、しばらく時間が立てばイカ、ハダカイワシ系(地味なスポットグロー)となるように、グローの塗料を着色している。中深海で全くの微光も駄目というパターンはあまりないので、このジグがあれば(アクションはともかく)、パイロットになる。
ちなみに先のマグロはこの写真のジグで釣り上げた。180mの底付近、着底前だったので、「アピール系」の時に来ており2段階グローの成果ではなかったが、アタリが着底後すぐか、時間が経ってからかで、次のジグ選びの目途が立つ。まぁ、運も含めて、理屈だけじゃないのが釣りで、こういう地道な努力で結果が変わることって、ほとんどない。その試行錯誤が面白いんだけど。

と、まぁ偉そうなブログを書いたのは、実はもう4か月も釣りに行けてなくて、気晴らしのため(ToT)

1/1 by MAX CADY

wadahironet at 14:27|PermalinkComments(0)

2014年04月04日

ビンテージ・アブ

abu0ビワマスのトローリング、少しは慣れてきたのですが、「こだわり生活」とのたまう以上、普通の釣行日誌ではない記事を書こうと思います。今日は「リール編」です。

竿とリールは、当初は手持ちの海用の船竿とリール1セットを使っていましたが、次第に色々な釣り方で、かつ同時に出す本数も増えて5本になってしまいました。追加した主な道具は、ABU Ambassadeur(アブ・アンバサダー)というリールです。

abu2なぜこのリールを選んだかというと、ベイトリールなのに「ドラグ音」がするからです。くだいて言えば魚が釣れると(チッ、チッ、チッ、チッ‥)と音がする機能なのですが、トローリングでこの機能はアタリを感じる上で重要です(全ての竿先を見つめていられないため)。
しかもこの機能は(復刻版を除き)ビンテージ物にしか付いておらず、ビンテージの使い込んだ中古(コレクション目的でない)なら海外で$30〜$50ぐらいで探すこともできますので、一石二鳥です。
もちろんスピニング・リールならドラグ音はするのですが、ロッドホルダーにセットした状態での操作性や巻きながらのドラグ調整は、ベイトリールの方が容易です。
ともあれ、写真の左は1977年製の4500cというモデルで、ダウンリガー(後日紹介)用です(PE1.0号100m巻、現状は50m)。右は1974年製の5500c、シンカー(オモリ)を付ける仕掛けに使います(PE1.5号150m巻)。

abu1さらに、レッドコアと呼ばれるラインを使う仕掛けに6500c(年式不明の復刻、PE1.0号100m+レッドコア12lb100y巻)と左ハンドルの1987年製の6001cというモデルを次回以降使用する予定です。通常は7000番台が使われますが、細めの12lbを使用しますので、Pro Rocket等の軸の太いモデルでなければ6000番台でピッタリ収まります(ちなみに6001cは6500cと同じ4.7:1のギア比です)。
ここまでなら安物コレクション自慢ですが、ここからが「我流」です。

abu3なぜ1個(左舷用)が左ハンドルかというと、動いたままのボートに一人で乗る時の操作性(特にタモ入れ)を考えてのことです。しかし、左ハンドルの6000番台にはビンテージ物でもドラグ音のするモデルはありません。しかもギアが左右逆のため、右ハンドルモデルのパーツを流用することもできません。
そこでこのドラグ音を出すために、逆向きのドラグ・ラチェット(板バネ)を作ってメインギアに半田付けし、ドラグ・ホイールに穴を開けてドラグ音が鳴るモデルと同じ構造に加工しました。結果、6500c以上の音が出るようになりました。

abu4ついでにスプール・フリーにした時にクリック音を出せるラチェット((クリッカー/ラインアラーム)もジャンクから移植しました(6001cには元々付いていません)。
右ハンドルの部品ですが、穴あけの位置だけ考慮すれば問題なく付きます。
これで機能的には完全に左右対称になりました。全4個のリールで新品1個分の値段以下、かつ、必要十分な機能を備えていると自負しています。

しかし、40年も前のモノが普通に使えるって素敵だと思います。当然、最新のモノが最高なんでしょうが、最新の車と同じで素人は分解修理できないですし、何よりパーツの問題があります。

まぁ、何だかんだ言っても、コルクグリップのロッドにアブ付けたら、トラウト釣ってるっぽいという「カタチ」が大事なんですが‥‥。1/1 by MAX CADY

wadahironet at 18:40|PermalinkComments(0)

2014年01月03日

初出船

biwa1実は昨年11月、ビワマス・トローリングの申請をして承認を得ました。
12月の解禁後に一度だけ上州屋長浜店のN師匠の船に乗って教えてもらったのですが、その後天候に恵まれず出れずにいました。
が、本日午後ついにマイボート(パール号)で初出船。



biwa3ビワマス・トローリングをする場合、このように旗を掲げなければなりません。
上天気だと思ったのですが、やっぱり寒い‥‥。ジギングやキャスティングと違って体を動かさないので、余計に‥‥。
しかし寒いながらも水深30mを超えた辺りで、1回目のアタリ!
が、これは針に乗らず‥‥。ちなみにルアーは1個43円のスプーンを使用しています。
biwa2
水深40m前後を探っていると、2回目のアタリ、そして念願の初ビワマスをゲット!43cmは決して大きくありませんし、師匠に教えてもらった仕掛けのおかげですが、やっぱりマイボートで釣るのはうれしいもんです。なお、師匠によれば50cmオーバーは10本に1本、60cmオーバーは100本に1本だそうです。

biwa4余談ですが、2007年から琵琶湖は滋賀県ではなく市町に分割されて帰属しています。市町の面積を増やして交付税を余計前に貰おうという魂胆です。
で、今回ヒットしたポイント(青点)は我が彦根市内ということになります。
ともあれ、今回は装備不足でロッドは1本のみ、タモや氷も持っておらず(そういう時の方が釣れるんですが)水深30m超のポイントにいたのは1時間程度でしたが、次回はちょっと工夫して数を釣りたいと思います(春かな?)。

1/1 by MAX CADY

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2013年09月10日

最新釣果

sawa3昨日朝、いつもお世話になっているヤマトのドライバーT田さんとパール号で出船。
敦賀湾を横断しながら、ナブラ探してジグをキャスティング。
2度目に見つけたナブラで、T田さんが"ほぼメジロ"(58cm)をゲット。


sawa2追っているベイトがシラスサイズでジグとマッチせず喰い渋ったが、何回目かのナブラでようやくジャスト80cmのサワラをゲット。
実は最初のナブラでアシストのワイヤーをぶった切られていて、リーダー8号直巻きでは不安だったが、運よく下のトリプルフックにかかってくれた。
その後は、一報が入ったのか地元のトローリング船が8隻も出てきたので、邪魔にならないように早々に退散。
ライトタックルだとこのサイズでも十分に引きが楽しめるし、さらにスモールボートだと船が持ってかれるような感じで、スリル満点。クルーザー持ってない負け惜しみだけど。
1/1 by MAX CADY

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2013年05月22日

パール号改め"OUTASHORE"

dolly
昨年中古で購入し、「パール号」と名づけたポータボート、折り畳み式でサーフボードみたいに屋根に積んで行くのだが、この組み立てが半端じゃなく手間で時間もロスする。ちょっと始業前(午前5時〜9時)に釣りに行こうって気にならない。それはゴムボートや分割式でも同じ。船宿さんでの釣りがゴルフのラウンドなら、この釣りは打ちっぱなしぐらいの感覚でやりたい(ゴルフはしたことないが)。
van4
そこで、この10ft艇(免許不要の最長)をそのまま積んでいけるバン(格安)を探そうと思いつき、1年かけて寸法等を調べあげた。で、1世代前の日産キャラバン(スーパーロング)なら無理・無駄なく積載でき、幅も5ナンバーサイズで収まることを発見。地元のO澤親分とスタッフのN田さんに無理をお願いし(儲けゼロ)、ピカピカだけど格安の車両(4WDディーゼル・ターボ)を探してもらった。人生初の日産車。
van7
デロリアン登場風(スモークは合成)。これに合わせて、ドーリー(タイヤ)とドーリー板を自作(総費用1万円以下)。船外機もエレキから人生初のホンダ・エンジンに。琵琶湖対岸にある安原さんの特別仕様。
van1これのために作られた車かというぐらいピッタリ。ハッチの開口部は中段以上でないと幅が足りないがドーリー+スロープで解決。
後部座席も折りたたんでいるだけで外しておらず、改造はゼロでロッドホルダーを付けたぐらい。スーパーロングだと、8ft(240cm)のロッドでもそのまま積めるので、海釣り派には便利。
自分のスタイルとして、まだ牽引するほどのボートは要らないし(お金もないし)、スロープを使わせてもらえる場所が極端に少ないのも現実。現地の漁業関係の方等にできるだけ迷惑をかけず、かつ、いろんな釣り場に挑戦したいしね。免許不要艇で、自身が考えられる最大の機動性と快適性(ずぼら)を追求させていただいた。
長年の構想がようやく実現したが、撮影してたらヤマトのドライバーさんに「仕事してください」と言われたので、合間を見て‥‥。

蛇足 本気で「自分も」と考える方のための補足説明。
van11van121/1 by MAX CADY

wadahironet at 14:41|PermalinkComments(2)