写真右隅の"1:1 SCALE by MAX CADY"は我々が作った｢等身大フィギュア｣の意だが、まれに海外から家庭や職場にある等身大フィギュアに着せるための注文をいただくこともある。一番多いのがやっぱりターミネーターで、次がマイケル･ジャクソン、実物大の胸像が販売されてる人物達だ(マイケルの場合はスリラーの狼男マスクの場合もあったが)。
ただ、ゆくゆくは｢等身大フィギュア講座｣を充実させてご自身で作っていただけるようになるのが目標で、まぁ実際YouTubeでもジワジワ反応があるのだが、それは難しいとしてもヘルプになるようなこと(例えば顔の部分の型)はやっていこうかなと。それはまたの機会に書くとして今日はベースとなるフレキシブルマネキンの話。

このフレキシブルマネキン(右)、どうも日本で販売されてるのはこのタイプぐらい(女性･子供･色の違いはある)で、これのおかげで大半の等身大フィギュアが実現できた。が、実際はある程度手を加える必要があり、スタジオにも多数同時設置していくので、MAX CADY専用モデルの開発に着手した。

まず180cm固定の身長を上下脱着式にして背骨で身長を調整できるようにしたい。これと靴のインソールを合わせて170〜190cmに自由に設定できればと思う。この分割は送料の節約にもなる(宅急便で送れる)。

首回りは太すぎるとセットできない胸像があるので、少し細目に作る必要がある。実は長身のユマ･サーマンのフィギュアはこの成人男性用のマネキンを使う必要があったので、首の太さと肩幅、ウェストを調整した。

体型を太くあるいはマッチョにする場合は詰めればいい(写真右はケンシロウの肉襦袢)が、細くするのはダクトテープでミイラみたいにグルグル巻きにしなければいけない。
まぁ長年等身大フィギュア用に使ってきて他にも改善･追加したいポイントが多数あるので、それを試作を重ねながら販売できる質まで高めていきたいと思う。もちろんお値打ち価格で。