倉庫カフェ化計画 番外編 PAY DAY倉庫カフェ化計画 その5 フィルモア

2020年08月20日

JOKERとMAX CADY

maxcady
映画「ジョーカー」(2019年)を初めて見る前に少なくともダークナイト・シリーズは見ておいた方がいいのは当然だが、個人的には「ケープ・フィアー」(1991年)と、さらに「タクシードライバー」(1976年)を見た後に、もう一度見てもらいたい。ジョーカーにデニーロ自身が出演しているのは、明らかにこの2作に対するオマージュで、脚本や演出もスコセッシ監督の影響を物凄く受けているからである(スコセッシがメガホンを取る可能性もあったのだ)。ネタバラシはしないが、"サイコ"が出来上がるまでを見事に描ききり、勧善懲悪ではなく後味が悪いはずなのに見ごたえがある不思議な感覚の作品で、IMDbの映画トップ200では現在58位だけど今後長い年月でジワジワ上がってくると思う。まぁ薄っぺらいボンボンの映画コメンテーター?はジョーカー・サイドの視点に立てるはずもないか。
ちなみに、「ケープ・フィアー」(1991年)は「恐怖の岬」(1962年 原題は同じCAPE FEAR)のリメイクで、1962年版のマックス・ケイディが1991年版では警部役で登場しているのだが、この点もジョーカーのデニーロがオマージュであることを思わせる。


wadahironet at 09:51 Comments(2) 映画 

この記事へのコメント

1. Posted by りーる   2020年08月20日 14:37
キングオブコメディの影響も言わずもがなですが濃厚でしたね
ちなみにケープフィアーはマックスケイディきっかけで観ました!
2. Posted by ワダヒロ   2020年08月21日 17:53
ありがとうございます。トーク番組の設定はキングオブコントそのものですね。あとホアキン・フェニックスの体の絞り方はもうレイジングブルそのものです。
ジョーカーはダースベイダーじゃないですが善の心が残ってそうですので、サイコ度はトラヴィスより上、マックスケイディ未満といったところでしょうか。

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