2019年04月13日

MAX CADYが何してるか(いかに変態か)がわかるブログ

ご存じ"PUSSY WAGON"。映画｢キル･ビル」で使われ、その後レディー・ガガとビヨンセのPV "TELEPHONE"にも使われた、元タランティーノ所有のシボレーのピックアップである。どちらにもPUSSY WAGONのキーホルダーが登場し、MAX CADYでも以前オフィシャルのキーホルダーを販売していた。

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これはキル･ビルのシーンだが、オフィシャルのキーホルダーは明らかにこれより大きく(面積比で1.6倍ぐらい)、字体も少し異なっていた。で、"SCREEN ACCURATE"(映像と同じ)アイテムを目指すMAX CADYとしてはゼロから作ろうか、となる。

そしてこの映像を解析すると４つの事がわかるので、それを順番に説明していく。

Chapter One GM Key

まず①の鍵はGMであることがわかる。これがPUSSY WAGON、シボレーC-2500の鍵である。ユマ･サーマンは手が大きい(指が長い)が、どのぐらいかは不明なので、この当時のGMのマスターキーから大きさを判別する必要がある。
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で、実際に入手して、ミリ単位で違う大きさの紙サンプルを作成して特定していく。実をいうと、キーホルダー作成に必要な"キー"はこれだけで他の3つは余計なのだが、ここからがMAX CADYの真骨頂である。

Chapter Two & Three Keys for Another Car
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次に③(黄緑のライン)を見ると、どうも六角形の鍵であることがわかる。そこで"hexagon key"で検索していくのだが、これまたGMの鍵が出てくる。トランクや燃料キャップの鍵なのかなと推測しながら調べていくと、どうもC-2500ではなく旧車の鍵だということがわかる。
で、解析前の映像ではほとんど見えない②(赤のライン)の鍵があることに気が付き、これはちょっといびつな円であるが、調べているとこの六角形と円形の鍵の組み合わせ(ドアとトランクなど)が旧車にあることが判ってくる。まぁ、旧いアメ車のオーナーやショップならすぐ判っただろうね。

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ただそう簡単ではなくて、まだ30年ぐらい幅がある。この"PUSSY WAGON"を運転してきたシーンをご覧いただきたい。シリンダーには当然①の鍵がささっている。そしてよく見ると、

後述の④鍵の前にある③の鍵、ダブルリングから想定できる穴(破線)からずれて小さい穴が見えるのだ。これを併せて考えると、

これにたどり着く。これなら上の穴が説明できるし、円形の鍵も正円ではなくいびつで、最初の映像と一致する。これは1964～1966年のGMの鍵である(意味なく購入済でもうすぐ現物が届く)が、ここであることに気が付く。当時のC-2500がタランティーノ所有なら、この古いGMもタランティーノの車の鍵だろうと。あっ、そう言えば、

タランティーノ、1964年製のシボレー・マリブ乗ってたよね。先の鍵の年代と合致！

Tarantino-Convertible

で、これって「パルプ・フィクション」に登場する車である。全てがつながった。

Chapter Four Brass Key

最後に真鍮製の鍵だが、小文字で"orp"の文字が見え "corp"だろうと。あとは形に特徴があるので"vintage brass key"の検索で比較的すぐに見つかった。

これね。必要ないっちゃないけど、ブランクキーの出物がこれしかなかったので、思わず購入(^^;
でもこれって、たぶんタランティーノの家の鍵なのよ(少なくとも当時の)。で、ブルーレイの映像から簡単に合鍵が作れてしまうので、家がそのままだったら入れてしまう‥‥。
これから4K、8Kとなると、いろいろと気を付けないといけないね、Youtuberの皆さんも。

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