胸像製作 #7 皺と肌理「理由なき反抗」ジャケット2.0 完成

2018年06月07日

胸像製作 #8 肌色

kan一般的なフィギュアや蝋人形などの肌は、毛細血管が透けるような感じのエアブラシ塗装が多くて、生命感はすごいのだが、24時間露出してきた実際の顔はそんな生まれたての赤ちゃんのような肌ではなく、逆にリアルではないと思う。そこまでしなくても#7の皺と肌理をきっちりしておけば、スプレー缶の塗装でも自然な陰影が出て、十分な肌感が得られる。ので、以下私のインスタント肌色塗装を紹介する。使うのはクリエイティブカラースプレーのブリックレッド、キャメル、ライトカーキーの3本。

shiwa03
簡易の塗装ブースと、安い回転台を用意。遅ればせながら胸像の台は小さい三角コーンをカットして使用している。まず、ブリックレッドをまんべんなくスプレーする(歯がある場合は事前にマスキング)。紙粘土の場合、の時点で白から濃い色になるので、造形の不自然さに気が付くことがあるが、その場合は直してまた塗る。なお肌色にまでしてしまってからの修復は非常に困難。

shiwa04
次にキャメルを、60cmぐらいの距離から、霧吹きのように、ちょっとずつ回転させながら、不均一に吹いていく。キャメルだけだと白人女性の白さで、それにライトカーキーを足していく感じ。十分に足すと黄色人種になる。黒人の場合はブラウンカーキーも足すが、日焼け等の色の濃さはカーキーよりも下地のブリックレッドを残して表現する。逆にキャメルが濃くなっていくと、ファンデーションを塗ったような肌になる。
face07
髭は極細ペンで点々々々(無精髭は髪や眉毛の回に)、青髭は薄いグレーをエアブラシで吹く。唇はうすめ液を綿棒に少しつけて叩くと、下地のレッドが徐々に浮かびあがってきて自然な色になる。目のまわりも筆にうすめ液を少しつけて拭けば、自然なピンクになる。
なお、一連の作業はいつか動画を撮影して公開するつもりである。ボブ・ロスの絵画教室並みに速いよ(^^)

shiwa06
この年配になったブラピの首の年取った感は、水で溶いた紙粘土を筆につけて軽くたたくように付けて乾燥させている。
以下、毛髪類を付ける前の写真集(^^;
face05
face9
face8
face0


1/1 by MAX CADY

wadahironet at 14:05 Comments(0) 胸像 

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
胸像製作 #7 皺と肌理「理由なき反抗」ジャケット2.0 完成