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2018年04月11日

胸像製作 #1 準備

bust1MAX CADYの胸像は、ほとんどこのヘッドマネキン(発泡スチロール製)を芯材として使用している。下の出来上がり写真のように、
1. まず首から下を切り落とす(頭蓋だけにする感じ)。
2. 目をくり抜く。
3. 下から目を動かせるように中身をくり抜く。
4. 白人の場合、このマネキンのこめかみは干渉するので、あらかじめ削っておく。

displan_sm0531_4全身像を作る場合は、マネキンやトルソーを用意する。MAX CADYではほとんどの場合、フレキシブル・マネキンを使用しているが、これが結構高い。ので、自社ブランド製品を作って、リーズナブルな価格で販売することも考えている。



bust2次は、マネキン側の準備。
5. 頭を取り外し、養生テープやサランラップ等で汚れを防止する。
6. 先のヘッドマネキンの位置を決めて、テープで仮止めする。
7. FRPで首から下を作る(ポリエステル樹脂に硬化剤を混ぜ、カットしたガラス繊維を浸して貼っていく。平均で3重ねぐらい)。開襟具合で必要な面積を決める。
8. 硬化を待って、外してカット。

jb
手順6.について、このタイプの胸像は首が動かせないので、あらかじめ向きを決めてなければならない。たとえば、ジャック・バウアーならこのポーズが定番なので、その向きを想像しながらヘッドマネキンの位置決めをする(ジャックはまだ作ってないが‥‥)。削ったこめかみ、写真と見比べると、理由がわかるでしょ?キーファー・サザーランドは長頭の典型で、正面の顔が小さく、横顔が大きい。

bust4正面を向いた胸像でも、その人の首の傾げ方、とかの癖を見抜かないといけない。たとえば、サミュエル・L・ジャクソンは、向かって左に首を傾ける癖があるが、それをするだけで、その人らしい雰囲気が出る。
ちなみに坊主頭でない場合は、手順3は下からではなく後頭部に穴を開けて目を動かすようにした方が楽である(ウィッグで隠れる)が、私は後頭部には穴を開けずに作っている。

tri
首の付け根を見せないくていいような場合は、こういうマネキンも使用可能である。ポーズに制限はあったが、首は回るし、露出の多い肌を塗装だけで流用した例である。
女性は首が細いので、フレキシブルマネキンを使う場合は、FRPを貼る前に首をテープをグルグル巻きにして細くする必要がある。
1/1 by MAX CADY

wadahironet at 17:21 Comments(0) 胸像 

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