ZiPPO FINAL SALEインディ・ジョーンズのベルト

2014年04月04日

ビンテージ・アブ

abu0ビワマスのトローリング、少しは慣れてきたのですが、「こだわり生活」とのたまう以上、普通の釣行日誌ではない記事を書こうと思います。今日は「リール編」です。

竿とリールは、当初は手持ちの海用の船竿とリール1セットを使っていましたが、次第に色々な釣り方で、かつ同時に出す本数も増えて5本になってしまいました。追加した主な道具は、ABU Ambassadeur(アブ・アンバサダー)というリールです。

abu2なぜこのリールを選んだかというと、ベイトリールなのに「ドラグ音」がするからです。くだいて言えば魚が釣れると(チッ、チッ、チッ、チッ‥)と音がする機能なのですが、トローリングでこの機能はアタリを感じる上で重要です(全ての竿先を見つめていられないため)。
しかもこの機能は(復刻版を除き)ビンテージ物にしか付いておらず、ビンテージの使い込んだ中古(コレクション目的でない)なら海外で$30〜$50ぐらいで探すこともできますので、一石二鳥です。
もちろんスピニング・リールならドラグ音はするのですが、ロッドホルダーにセットした状態での操作性や巻きながらのドラグ調整は、ベイトリールの方が容易です。
ともあれ、写真の左は1977年製の4500cというモデルで、ダウンリガー(後日紹介)用です(PE1.0号100m巻、現状は50m)。右は1974年製の5500c、シンカー(オモリ)を付ける仕掛けに使います(PE1.5号150m巻)。

abu1さらに、レッドコアと呼ばれるラインを使う仕掛けに6500c(年式不明の復刻、PE1.0号100m+レッドコア12lb100y巻)と左ハンドルの1987年製の6001cというモデルを次回以降使用する予定です。通常は7000番台が使われますが、細めの12lbを使用しますので、Pro Rocket等の軸の太いモデルでなければ6000番台でピッタリ収まります(ちなみに6001cは6500cと同じ4.7:1のギア比です)。
ここまでなら安物コレクション自慢ですが、ここからが「我流」です。

abu3なぜ1個(左舷用)が左ハンドルかというと、動いたままのボートに一人で乗る時の操作性(特にタモ入れ)を考えてのことです。しかし、左ハンドルの6000番台にはビンテージ物でもドラグ音のするモデルはありません。しかもギアが左右逆のため、右ハンドルモデルのパーツを流用することもできません。
そこでこのドラグ音を出すために、逆向きのドラグ・ラチェット(板バネ)を作ってメインギアに半田付けし、ドラグ・ホイールに穴を開けてドラグ音が鳴るモデルと同じ構造に加工しました。結果、6500c以上の音が出るようになりました。

abu4ついでにスプール・フリーにした時にクリック音を出せるラチェット((クリッカー/ラインアラーム)もジャンクから移植しました(6001cには元々付いていません)。
右ハンドルの部品ですが、穴あけの位置だけ考慮すれば問題なく付きます。
これで機能的には完全に左右対称になりました。全4個のリールで新品1個分の値段以下、かつ、必要十分な機能を備えていると自負しています。

しかし、40年も前のモノが普通に使えるって素敵だと思います。当然、最新のモノが最高なんでしょうが、最新の車と同じで素人は分解修理できないですし、何よりパーツの問題があります。

まぁ、何だかんだ言っても、コルクグリップのロッドにアブ付けたら、トラウト釣ってるっぽいという「カタチ」が大事なんですが‥‥。1/1 by MAX CADY

wadahironet at 18:40 Comments(0) 釣り・魚 | モノ

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
ZiPPO FINAL SALEインディ・ジョーンズのベルト